文部科学大臣杯 第77回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

学連の規模では1番大きいレースだからこそ、みんなそれぞれの思いを持って臨む。自分も今年の8月このインカレに向けて焦点を起き、本気で練習を行ってきた。

でも、思い通りにストーリーは進まず、直前にコロナにかかってしまい万全な状態で走ることが難しくなってしまった。そんな状況の中でも最善を尽くすことを目標にし、2年のインカレロードにチャレンジャーの精神を持って挑戦した。

 


コースは簡単に言えば登りと下りといった単調でスプリンターでも残りやすく、完走もしやすいレイアウトだった。台風の影響もあり、気温はそこまで高くは無いものの天候は雨と風が強かった。

 

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コロナの影響により、どこまで身体が動くのか不安要素が大きかったが、どうせ走るなら最初から全力で臨むことを決めていたので積極的に逃げにもチャレンジしてレースを展開していく。2周目に入ってすぐ10名の逃げ集団ができ、それに乗るも距離が長いためか多くの大学が協調せず、集団とのタイム差は1分で止まり勝ち逃げの可能性はかなり薄かった。集団にも吸収され、ここから中大と日大の総合争いがバチバチとなる。自分たちのような単騎選手は総合勢の争いを上手く使い、レースを進めることが重要であった。数名の逃げが何回かできる場面もあったが、集団のペースアップなどによりほどなく吸収された。逃げが捕まると集団は完全にサイクリングになり、牽制色が強まった。

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だが4周目の下りの先頭付近で落車が起きる。ここからレースが大きく動き出した。残り2周ということもあり、前では優勝争いのアタック合戦も始まりペースも上がって集団の人数が一気に減る。

5周目の下りで中切れが起き、大きく分断したせいでマークしていた選手が多く乗った逃げ集団ができていた。これは決まると思い、明治の裕次郎と追走し追いつくも、後ろの人数も多かったのか最終周に入る時には20名ほどの集団となっていた。追走でかなり足を使い、結局集団になったことでかなりの無駄足を使った。メンタル的にもきつく、全然身体も動かなかった。ここからは耐えの走りになり、自分の身体をどこまで誤魔化して走るかとなった。

補給2地点の登りでアタックがかかり、補給を取っていたこともあり完全に遅れてしまった。同時に両足も吊りここで勝負からは脱落した。下りもあったため牽制していたら追いつく可能性もあったが、単独で逃げている選手が居たこともあり、思うような展開にはならなかった。最後の10km程はこぼれた選手達とゴールを目指した。TOP10に入りたかったため最後の集団でもなるべく上位の順位を狙ったが3着でゴールとなった。結果は13位。

悔しいものとなった。勝ちたかったし、せめてTOP10には入りたかった。

 


サポートメンバーも完璧な仕事をこなしてくれて、ストレスなくレースを走ることができた。3日間本当にありがとうございました!

 


応援して下さった方にも、結果を届けられず本当に申し訳ないです。残されたあと2回のインカレで、しっかり結果を残したい。出場出来なかったオムニアムとチーパでも記録を残せるよう練習を積みたいと思う。

今回も沢山の応援ありがとうございました!