2021/10/25 高石杯

2021-10-24 高石杯

 


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走行距離72.0km Avg38.40km/h 獲得標高1300m NP242w MaxP 960w

 

 今大会は上位10名が来年度の全日本選手権への出場資格を獲得できるレースであったため目標は当然10位以内に入ること、そして出来るだけ積極的に動くことを心掛けて走った。カテゴリーは一般男子。元宇都宮ブリッツェンアテネ五輪出場経験のある鈴木真理選手をはじめ、数多くの現Jプロレーサーやトップアマチュアレーサーがいたためそれらの選手をマークしながら走った。
 
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 いつも通りアップはレース前の試走のみで、スタート前の整列でできるだけ前に並ぶことを心掛けた。今回はローリングスタートではなかったため号砲と同時に一気にペースが上がる。その後は群馬グリフィンやRCCの選手を中心的にアタック合戦が始まったが、人数が少なかったため見送る。


f:id:stpaulsbicycle227:20211025224626j:image順調に逃げれていた

 

 その後4周目あたりでマークしていた群馬グリフィンの選手二人と日体大の北村選手、RCCの中里選手がアタックしたためすかさず自分もそのアタックについて行った。それまでのアタックよりも明らかにタイムギャップが出来ていたためこのまま逃げ切りもあると考えていたが2周ほど逃げて後方から集団が接近したためやむを得ず集団に戻る。その後は集団が落ち着いたため補給しながら集団内で足を溜めた。




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 ラスト4周で再び集団の動きが活性化し、多くの選手がアタックをしていた。マークをしていた選手がアタックをするときはしっかりついて行くようにしていたが、そこから群馬グリフィン小山選手と前回のかすみがうらRRで逃げ切られてしまった選手が集団から抜け出し、その後フィッツとRCCの選手も集団から抜け出し追走。正直追いつけると思っていたが4名の逃げは30秒まで広がりそのまま逃げ切ってしまった。自分は残り周回が少ないことから集団内で足を溜める事を決意した。





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 2周を残したところで逃げを容認したくない選手たちが集団のペースを上げ始めた。心臓破りで鈴木選手がアタックをしたためついて行きそのままラスト1周となる。



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 位置取り争いが始まり一度集団の後方まで下がってしまったが、再び鈴木選手が心臓破りでアタックし、それについて行きそのまま最終コーナーを抜けた。最後は鈴木選手を捲り、メイン集団の先頭でゴールすることが出来た。


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 格上が多いこのレースを5位で終わることが出来たのでとりあえず一安心。また積極的に動くこともできていたものの、前回のレースで逃がしてしまった選手に再び逃げ切られてしまったのは悔しかった。出来る事なら自分もその逃げに加わり優勝したかった。全日本出場資格を獲得できたので、全日本でリベンジしたいと思う。前回の全日本では何もできず2周でDNFであったため来年の全日本ではアグレッシブに動いていきたい。

 

 このレースで今シーズンはひとまず終わりとなる。今年は今までで一番自分の成長を感じることが出来た一年であった。大学1年のときは大学での新生活や新型コロナウイルスの影響で思うように活動が出来ず、昇格もできなかった。練習時間が限られていたため目的を考えて練習するようになってから、着実と結果を残せていたと思う。5/4に1‘11.055でB基準達成、6/19の草津ナイトレースで初優勝&クラス2昇格、そして今年の目標としていたインカレトラック&ロードに出場することが出来た。シーズン後半は実業団での活動に専念し、一発昇格をすることはできなかったものの確実に上位でゴールできるようになった。

 

 来年度も引き続き目的を考えながら練習し、インカレロードでは完走だけでなくしっかりと着順にからめるような走りをしたい。またトラックでは個人種目でA基準達成したい。一旦自転車は休憩し、3月の明治神宮外苑クリテリウムでは目立つ走りができるよう調整していきたい。

 

 コロナによる状況の中多くの方々の協力により、全力で戦い、全力で練習することが出来た。まだまだコロナ収束のめどはたっていないが、恩返しができるよう来シーズンも全力で頑張っていきたい。