3/10 神宮クリテ

主務の妹尾です。主務と名乗るのも今日のこのブログが最後です。今回の神宮クリテでは事前の不備で関係者にご迷惑をおかけしました。この不備が百歩譲って部員全員の意識が低いせいだとしても、あの状況下で未然に防ぐことができなかった責任は私にあります。せめて今日くらい完ペキにこなしたかった、そう思う理由はこれが区切りの大会だったからです。

私は本大会を区切りにマネージャー第一線を退きます。マネージャー第一線の意味のとらえ方は人によって異なると思いますが、私は「メインサポーターとして積極的に行動し、責任感を持って部をマネジメントし支える立場」だと考えています。いつから第一線としての自覚があったのか、もう思い出すことはできません。絶対的に第一線であった今年度は合計23試合に帯同させてもらい積極的にサポートし、主務としての仕事も全うすることができたと自己満足はしています。十分すぎる程の時間をかけた仕事の引き継ぎも終えることができました。そして、引き際として妥当である引き継ぎを終えた最高学年になるこのタイミングで区切りをつけることに決めました。マネージャーは3年のインカレ後フェードアウトするというのが通例ですが、私は信念を曲げずにここまで突っ走ってきました。育てていただいた元主将・元副主将の教えの影響もあり、宙ぶらりんでなんとなくという気持ちで競技を真剣に行う選手たちを支えることは失礼にあたると肝に銘じていました。信頼されるマネージャーを目標に私は真剣にやってきたので、フェードアウトなんていう中途半端なことができませんでした。かなりきれいに語ってしまっていますが、今の立教チャリ部においてこのような考え方は時代遅れです。橘田主将が創る新時代は、もっと柔軟でもっと一体感があって色々な意味で強いと肌で感じています。それの関連ですが、“自己犠牲レーシング”をしなくても良い、という主将が私にかけた言葉がしばらく頭から離れませんでした。私は全くそう思っていませんが、差し迫った状況において多少身を削り問題を解決しようとしたり、時には必要以上に部のマネジメントを行うことをそう言うのなら“自己犠牲レーシング”をしていたのかもしれません。それが、私らしいメインサポーターとしてのあり方でした。

第一線引退ごときで騒いでいるのは、私の中で様々なけじめをつけるためです。(自分の近未来について進む方向性の決定、それを実現するための地道な努力と戦いをする決断、ずるずると大好きな部に甘え続けないという覚悟、後輩マネたちを信じ見守る新しいスタイルの追求、部での立場の認識など。)今後は試合にサポート要員で行きませんし、ミーティングも基本的に欠席します。ただし、供出役員不足や引き継ぎ切れなかった事項が生じた際はその都度補うつもりです。サブサポーターとして部員たちを最後まで応援・協力・貢献し続けますので、どうぞよろしくお願いいたします。