【予選】ポイントレース 15km
同じ組のナショナル強化指定の選手たちがこぞってDNSだったので、B決勝進出はしないとマズいだろうと思いながら出走。
2回目のポイントでスプリントに参加するものの、差し切れず5着。その後もポイント周回後に逃げを試みたりするも失敗しかなりヤバい状況に。
もがきの最高速が明らかに足りていないので逃げるしかないと思い、5回目のポイント周回後に再度逃げを敢行。3名の逃げが決まり、インカレIPチャンプの方の鬼引きでとんでもない速度で巡行。そのまま集団をラップし、+20点pを得たので後は流してゴール。3着でA決勝進出を決めた。
IPチャンプの方の後ろに付いてる時は冗談抜きでバイクに乗っているのかってくらい速かった。脚は到底通用するレベルには無く、レース感と運で上がれただけ。
実際ラップ直前に付き切れして後ろにいた日体の選手に迷惑をかけてしまったし、世界の違いを感じた。
【決勝】
①スクラッチ 10km
そんなこんなで上がってしまったA決勝。スタートリストを見てみると、明らかに私の名前だけ浮いている。無名過ぎて申し訳ないくらい。
こんな状況で出来ることはでっかい逃げを打って泳がしてもらっての逃げ切りか、完全にスプリント一本に絞って脚溜めて一つでも上の順位を狙うかの二つくらいしかない。
大学のスクラッチのゴール前の位置取りのペースの速さはもう体でも頭でも理解していたので、前者の展開になる可能性が私の脚では0.00001%くらいしかないことも想像に容易い。よってゴールスプリントに絞って展開していった。
ラスト2kmあたりから頑張って集団内で位置取りを試みるも、残り3回あたりで結局集団後方に追いやられてしまった。幸いイン側にいたのでもがきながら上がろうとしたのだが、上がるどころか張り付くことすらできなかった。結局19着の4p。
予選で流石にギアが軽すぎたので51×14にあげたのだが、それでも足りなかった。ベロで回す技術が不足していることもあるかもしれないが、それ以上に明らかにトルクが足りていない。
②テンポ 10km
人生2回目のテンポレース。予選とスクラッチを終えた時点で自分の立ち位置も理解しきっていたし、何より限界が来ていたのでレース中は後半まで何もしないと腹に決めて出走。
前半からポイント争いでアタックの応酬が繰り返されるが、追走には決して入らず集団で静観。情けない話だがこうするしかなかった。一発でも仕掛けたら即閾値を越えてDNFだったと思う。
中盤で決まった3名の逃げがポイントを分け合ってかなりの間逃げ続けてくれたので正直助かった節もある。ポイントが逃げの選手に固まったため、0点の選手が結構いたのでその中でのゴール着順に懸けることに。結局ゴールは9着の0pで14位。総合は14p加算されて18pとなり、正確な順位は忘れたが少し総合を上げることに成功。
ゴールに振ったにしては着が低いのが甘い。
脚が無い中で逆転するならこの種目だと思ってた。でも認識が甘かった。
ローリングから滅茶苦茶早くて拍子抜けしていたら対応が遅れてしまったし、上で一回抜けた後にそのまま踏んで前に上がらなければならないところで油断してしまった。
2人目に下ろされてしまい、23位の1p。総合も19pの20位にダウン。
しょうもなさ過ぎて絶望しかなかった。
④ポイントレース 25km
長い1日を締めくくる長いレース。
総合順位を上げるにはポイントを積み重ねなければならないが、そんな10点15点も取れるわけはないので確実に完走することにフォーカスした。DNFすると-40pとなるので、自分の上の選手がDNFして落っこちるのを耐え抜こう作戦。
レースが始まってみると、みんな本当にここまで4レース走って来たのかってくらい速い。ポイント周回の度に千切れそうになったけど気合で耐えた。点を取ってやろうという考えなんて頭の中からは一切消えていて、ただただ周回重ねて耐えただけ。
結局0点でゴールし17位。自分の上の選手が何名かDNFしており、総合順位は19pの17位で終わりました。
実に消極的な作戦であったが一応順位は上がった。でも正直20位でも17位でも大差ないのでなんとも…。まあ現状持ってる力で最大の結果を残すための組み立てとしては間違っていないし、それを実行できたのは少しだけ褒めてもいいと思う。
7月の全日本学生トラックの時にも感じたが、やはりギアが足りない。50×14じゃあ軽いかなとは思っていたが、51に上げても駄目だった。来年の夏までに集団競技では53×14を掛けられるようにならないと私に未来はなさそう。
サポートしてくださった監督・関谷先輩・小川、応援してくださったOBや知り合いの皆さんありがとうございました。来週からの六大学戦も頑張ります。